福岡市中央区界隈中古レコード店 | 福岡中古レコード屋探訪の30年
福岡市中央区界隈中古レコード店

福岡市中央区界隈中古レコード店

『ジューク・レコード』

福岡が誇る「めんたいロック」発祥の地。

何と言っても店長さんが「レコード・コレクターズ」なんかに評論書いていて、

とても敷居が高く、当時は怖い思い出しかありません。

ここでディープ・パープルを買うなんて、めっそうにもないという雰囲気で
(まずディープ・パープルのコーナーさえなかった)

見たこともない、聞いたこともないブルースやソウルのレコードだらけ。

大学4年間で黒人音楽にどっぷり浸り、

卒業する年にファイヴ・キース、クライド・マクファター、ジェネラル・ケインを買って、

ジューク・レコードの卒業生的な気分に浸りました。

今じゃ、気軽に話してくれて、姉妹店の「ジューク・ジョイント」で酔いちくれています。

『田口商店』

とにかく貧乏学生にありがたかったのが「田口商店」。

当時は地下鉄赤坂駅の上の高層ビル郡の谷間に

異空間のごとくレコードの山が積み重ねられた、

小汚い店(失礼)だったのですが、質が高く、とにかく安い!

フリッパーズ・ギターの二人が「田口商店、良いですね~」と言ってました。

歌謡曲ブームも来た頃で、筒美京平の再評価や和モノ・ブームもあって、

鈴木邦彦や川口真のシングル盤を焦りました。

100円程度で買えるシングル盤はレコード・コレクター初心者にとっては、

物が集まりやすいこともあり、楽しくて仕方がなかったです。

この安レコード漁りの終了後、

福岡ビルのおかわりができるカレー屋よって、

平和台球場の外野席でダイエー・ホークスの試合を見るのが定番コースでした。

年に一度無料でレコードがもらえる日があって、

朝から並んで、今では数千円で取引されてる山下達郎の「スペイシー」をタダで頂きました。

1000枚ほどレコードを買取してもらったこともありました。

『ボーダー・ライン』

福岡のロック・レコード屋の雄、ボーダーですが、

ここは大人になって、ダイエーに支店があった時、

ロックが大量に290円で販売されていて、お世話になりました。

ジョー・ウォルッシュとか、ナザレスとか、

おかげで、普段、聞く機会がなかった1970年代ロックの渋いとこを聞けました。

有線落ちでしょうか、ジャケットに文字が書き込まれていましたが、

何と言っても300円以下で1970年代ロック名盤を買える喜びはひとしおです。

ジャズが意外に安いイメージもあって、

ジャズ聴き始めのころ、クリフォード・ブラウンやMJQを安価で買った思い出があります。

『グルーヴィン』

大学卒業した後にできたのが、広島拠点の福岡支店。

ここはコレクターズ品が充実していて、

ジェイムス・ブラウンの全盛期のビデオを取り寄せて頂いたのが印象深いです。

一時、常連だった時、

1000枚のレコードを田口に買取してもらったと話したら、

店主が凄く残念がってました。

元店主は赤坂の地下にあるサブカル専門古本店「バンドワゴン」を経営しています。

それと次の店長はソフト・ロックやガール・ポップに強い店「パークス」を営んでいます。

その他赤坂には「ラッキーマウス」なるお店がありましたが、

最近、看板が無くなってました。

オールディーズ中心だったのですが、

ビジュアル系のレコードで近年は盛り上がっていたようです。

『チクロマーケット』

チクロはソフト・ロックやフリー・ソウル全盛に、

レトロな美容室と共にできた中古レコード屋でした。

福岡では初めての「渋谷系」的レコード屋で、

ワクワクした思い出があります。

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